肺疾患および全身疾患の吸入治療薬の開発に注力する開発段階の製薬企業であるTranspire Bioは、本日、INTO(Inhalation Together)と、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療用の吸入治療薬TRB-5、TRB-6およびTRB-7の開発に関する正式契約を締結したと発表しました。INTOは、吸入製剤開発分野におけるアライアンスで、呼吸器系製品の製剤設計サービスを提供しています。
INTOは、DFEファーマ(添加剤ソリューションプロバイダー)、Harro Höfliger(装置サプライヤー)、Sterling(原薬メーカー)によるドライパウダー吸入分野でのパートナーシップで、呼吸器製品の製剤設計サービスを提供します。
TRB-5、TRB-6、TRB-7は、Transpire Bioが異なるデバイスや製剤設計に進出したことを示すもので、米国および欧州市場向けに開発中の吸入製剤です。これら3つの新製品は、複雑なデバイス、製剤設計、製造プロセスに焦点を当て、Transpire Bioを吸入領域における有能な医薬品開発企業として確立し、新しい複雑な吸入医薬品を市場に送り出すことになるでしょう。
TranspireバイオのCEOであるXian-Ming Zeng博士は、以下のように述べています。「我々は、生命を救う吸入療法の幅広いポートフォリオへのアクセスを改善するために、技術的能力を拡大することを慎重に計画してきました。TRB-5、TRB-6、TRB-7では、長年信頼関係を築いてきたパートナーの力を借りて、複雑な吸入薬開発に取り組んでいます。これらの重要な医薬品を開発するために、INTOとその関連企業と協力できることを大変嬉しく思います。」
INTOを代表してHarro HöfligerのCEO、Thomas Wellerは以下のように述べています。「Transpire Bioにパートナーとして選ばれたことを大変嬉しく思います。複雑な医薬品への幅広いアクセスやアンメットニーズの解決をサポートするために、我々の経験や製品を活用します。」
世界保健機関の統計によると、2019年に喘息は約2億6,200万人に影響を与え、約45万5,000人の死亡原因となっています。COPDは2019年の死因の第3位であり、約320万人の命が失われています。
INTOについて詳しい解説は: www.intoinhalation.com